エフェクターを試聴してみる

electro-harmonix Bass Big Muff

electro-harmonix Bass Big Muff

どちらかといえば、ベース用として人気のあったロシア製ビッグマフを、
さらにベース用に特化し、現代風に作り直したものが、
ベースビッグマフです。

性格としては、ビッグマフの中で、最もディストーションに近いです。
当たり前ですが、歪み方自体はビッグマフです。
中低域志向で、粗い歪みであることに変わりありませんが、
本家ビッグマフほど、音のふくらんだ感じがしません。
ビッグマフの中では、最も丸みの少ない歪みです。

ビッグマフには、すぐに音がこもってしまうという欠点がありますが、
ベースビッグマフの歪み方は、比較的さっぱりしているため、
まだ音抜けがいいです。
とはいえ、そこはビッグマフなので、油断するとすぐに音がこもります。
各種コントロールによる音作りの幅は広いんですが、
使える音が出せるポイントは、1ヶ所に限られてしまうような気がします。

中央にはセレクタスイッチがあり、
低音をブーストしたり、ドライ音をミックスさせたりすることができます。
ただ、そのままでも、結構低音の出るエフェクターではありますけどね。

ちなみに、ベースビッグマフでのドライ音というのは、バイパス音です。
ボリュームやトーンは一切無関係で、
エフェクトオフ時の音が、エフェクトオンでもそのまま出続けるというものです。
そこへ、歪んだ音を重ね合わせていきます。

ベースビッグマフの元となったロシア製ビッグマフと比べると、
格段に使いやすくなっています。
ロシア製ビッグマフにはACアダプタ端子がなく、電池専用でしたし、
サイズも倍以上あるような巨大なものでしたから。

「ベース」という名前がついていますが、ギターで使っても面白いと思います。
というのも、ビッグマフのトーンコントロールは、
コンデンサで高域を吸収する一般的なものとは違い、
周波数帯域全体が移行していくものだからです。
ベース用のエフェクターをギターに使うと、ベースと音がかぶる、
というわけではないはずです。

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